ギターアドリブ初級講座
  
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「アドリブ初歩講座」

講師:舩冨 光曜
Funatomi Koyo

1985年生まれ。大阪市平野区在住のギタリスト。ミュージシャンである父親の影響で幼い頃よりブルースやジャズなどの音楽に親しみ、高校時代より独学でギターを弾き始める。2003年にTeen's Music Festival 関西・沖縄大会でTeen's大賞を受賞。2007年には自己のバンドを結成し、その翌年に名古屋〜東京〜北海道ツアーを行うなど、様々な活動を経てプロ活動を開始。2013年、サックスプレーヤー井上歓喜のリーダーバンド「The jubilax」に正式加入。現在は関西圏を中心に演奏活動を行っており、ポップスやジャズなどのポピュラーミュージックから雅楽やクラシックなどの古典音楽まで、様々なジャンルのミュージシャンと共演している。


先生からのメッセージ■■■

アドリブ初歩講座


アドリブ(あるいはインプロビゼーション)という言葉を聞いたことはありませんか?
アドリブ演奏とは音楽を演奏する際、
その場の雰囲気に合わせて即興で音楽を演奏することです。
アドリブ演奏がよく行われるのは、JAZZ やBLUESなどの音楽で
演奏者は曲のコード進行や他のメンバーの演奏に合わせて、即興で演奏をしていきます。

勿論、アドリブ演奏はJAZZやBLUESだけに限らず、
あらゆるジャンルの音楽の中で行われています。

アドリブで演奏することのメリットは、
どんな音楽にでも(それがたとえその時初めて聞いた音楽だと しても)
すぐに合わせて演奏できること
です。
また、初めて一緒に演奏する相手とでも、
簡単な打ち合わせをするだけで一緒に演奏することができますし、
その際難しい譜面を読んだりする必要もありません。

アドリブで演奏するということは、例えるなら言語を自由に話すことと似ています。
もし外国に旅行に行くとして、現地で使いそうな文章だけを丸暗記するのと、
その国の言語を単語や文法からきちんと勉強して自由に使いこなすのとは全然違いますよね。

音楽でも一緒です。
曲のコード進行やフレーズを丸暗記するのではそれ以外のことは全くできませんが、
コードとそのつなげ方を理解し、スケールやフレーズとその使い方を覚えることによって、
より自由に音楽を楽しむことができるのです。
(英語で言えば、コードは構文、コード進行は文法、
スケールはアルファベット、フレーズは単語のようなものです)

いきなりアドリブと言われても難しそうと思ってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。

極端な話、曲に合わせて適当なメロディーを鼻歌で歌うことだってアドリブになるのですから、
知識だけが全てではない、ということは分かっていただけると思います。
語学の話に戻りますが、私たちは日本語を話しますが
日本語の文法なんか考えて話していませんよね?
(そんな人がいるならお目にかかってみたいです。笑)

文法なんて知らなくてもちゃんと話は出来ますし、単語をあまり知らなくても会話はできます。
音楽でも同じです。
先に言ったコードやスケールなどの知識は演奏する上での助けにはなりますが、
それだけを知っていれば良い音楽が演奏できるというものでもないのです。
難しい言葉をたくさん知っていれば楽しい会話ができるわけではないのと同じですよね。
この講座では、実際にレッスン内でアドリブによる演奏を体感してもらい、
色んな人と一緒に気軽に演奏する楽しさを知ってもらいたいと思っています。

勿論、理論的なことも少しは覚えてもらわなければなりませんが、
それよりは実際に演奏してみることを重視していきたいと考えています。

最初は戸惑うことも多いかもしれませんが、
慣れてしまえばこんなに楽しい演奏の仕方はないと思います。
是非みんなで演奏する楽しさを経験してみて下さい。




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